気分障害と生活リズムの関わり①なぜ生活リズムが大切なのか?
みなさんこんばんは。ぽん子です。
わたしは現在、双極性障害、という病気を治療中です。うつ病とは似て非なるものですが、どちらも「気分障害」と呼ばれる精神疾患です。
こういった気分障害を発症する原因・要素は様々なものがありますが、その中の1つに「生活リズムの乱れ」があると言われています。
また一方で、気分障害の症状そのものによって生活リズムが崩れていくという側面があり、切っても切り離せない関係だと言えます。
わたしは休職期において、病院のデイケアサービスに通っており、リワークプログラムを約半年間受けておりました。
そこでは、生活リズムの大切さ を何度も身をもって学びました。自身の生活リズムをモニタリングし、コントロールすることで、徐々に復職への階段を登っていくことができたと感じています。
このブログでは、わたしが学んだこと、実践したことを例として、少しでも生活リズムの大切さをお伝えしていきたいと思います。
①なぜ生活リズムが大切なのか?
そもそも生活リズムとは、大きく分けると睡眠・運動・労働・食事などの日常における規則正しい生活習慣の反復のことです。
簡単にいうと「活動」と「休息」のサイクル、というイメージだと思います。
活動には休息が必要
休息には活動が必要
この関係が何らかの原因によって崩れてしまうことで、心身不調を起こしてしまいます。
また、メンタルヘルス疾患の回復には、崩れてしまったこのバランスを整えることが必要です。
例えばわたしの場合、体調を崩す前は、仕事がとても忙しく、22時頃まで会社にいることが多々ありました。
それに加えて、ダイエット目的でジムに入会、仕事が終わってからトレーニングに行き0時頃帰ってきて、それからお酒を飲んで寝る。
朝はギリギリまで寝て、カーテンを開けることもなくバタバタと出勤。もちろん朝ごはんは食べられず、昼までお菓子でしのいだり。
休日は彼氏や友達に会いに外出し、いつも予定はパンパン。
こんな生活をしていました。
怖いのが、この時、今が人生でいちばん楽しい!と思っていたことです。
それまで、自分に劣等感や自己否定感をもつことが多かったわたしが、仕事が思うようにでき、プライベートも充実し、色々なことがうまくまわっていったことで、「わたしって実はできる子だったんだ」と、自分に自信が持てたからだと思います。
でも、それは今考えれば、正常ではないハイな状態だったのでしょう。その後、急激に意欲も気力も湧かなくなり、うつ状態になりました。
寝ても寝ても、眠くて起きられない。
起きたら起きたで、過食してしまう。
外に出るのは夕方にコンビニに行くかどうかくらい。
これは生活習慣という側面からの視点なので、他にも原因となるものはありましたし、病気になったからといって必ずしもこのようになるわけではありませんが、わたしはこうやって生活リズムとともに心身の健康を崩してしまいました。
過活動になり休息がほとんど取れていなかった状態から、その反動でほとんど活動ができない状態になってしまったということですね。
現在の研究では、うつ病などの精神疾患は脳の神経伝達物質の量や血流などの影響をうけるとして、ココロではなくカラダの病として証明されつつありますが、こうした生活リズムの乱れがそれら脳の活動に影響を与えてしまうのです。
そして、気分障害からの回復過程では、その乱れたリズムを規則正しく改善することが大切です。
繰り返しになりますが、、
活動には休息が必要
休息には活動が必要
この生活リズムは、習慣づけることによって自分でコントロールすることができます。
ここまで、なぜ生活リズムが大切なのか?を書いてみました。
今後、習慣化するにはどうすればいいか、自分でコントロールするにはどんな方法があるか、また続きを書いていこうと思います。
ここまでみてくださり、ありがとうございました!